不安に駆られる自分はダメだ…
落ち込んでしまう自分は弱いんだ…
といった気持ちになることありますよね。
というか、私はよくありました。笑
今までは、自分の不安と向き合ったり、NLPで不安自体を和らげたりするアプローチをしていましたが、脳科学を学んでからは、「理性」を使うことが多くなってきました。
今までは我慢が強すぎたので、思考よりも感情を優先して、我慢を解放していくアプローチが多かったのですが、最近はバランスを欠くほどの我慢はしなくなったので、私の好きな「言語、理性、論理性」も使っていこうかと。
精神科医の樺沢紫苑さんが、
「不安や恐怖を司る偏桃体を、思考を司る前頭前野で収める」と言っていたのを聞いて「たしかに~!」と思ったので、これをかみ砕いて説明したいと思います。
私の言葉で言うと、
「反応と人格を分ける 」
ということです。
例えば、「やりたいことに挑戦をしているが、先延ばしや不安になって動けなくなることがある」という人がいたとしましょう。
脳にとって、良くも悪くも変化を嫌います。変化=生命の危機だから。
だから、やりたいことだけど、それは変化だから、無意識の領域が邪魔をしようとする。ということが起きているわけです。
なので、別に自分が悪いわけでも、能力が低いとか、精神性が低いという人格の問題ではないわけです。
ちょっと補足ですが、人間の脳は3万年変わっていないと言われています。
3万年前は、どんな生活でしょうか?

時代:旧石器時代。
生活の様子:狩猟採集で、遊動生活(獲物を追いかけて、または食料を求めて定期的に住む場所を変える遊動生活 )、
住居:洞窟や岩陰、小屋もあった。
食事:生食か火で焼く。まだ土器がないので煮炊きはできない。
道具:打製石器
旧石器時代の人々は、食料となる獲物や木の実を求めて常に移動する遊動生活を送っていました。洞窟や岩陰を住処としたほか、移動が容易なテントのような簡単な住居を構築し、打製石器を使って狩猟や採集を行いました。寒冷な氷河期の環境下で、定住せずに移動を繰り返しながら厳しい生活を営んでいました。
過酷な自然環境の中、動物よりは技術を持っているけど、強い動物に襲われたらひとたまりもない安全とは程遠い環境ですよね。
そういう時代と現代の私たちは、脳の構造が同じなので、同じ反応をしてしまいます。私たちの脳は現代社会に適応しているわけではないんですね。
そんなわけで、脳はいつもと違うことをすることで、自己実現をしていく現代においても、「いつもと違うことすると危ないよ!」と反応し、「変化」をさせないために、恐怖感や不安感を感じさせて、いつものところに留まらせようとするのです。
なわけで、
やりたいことに挑戦をしているが、不安になって動けなくなることがあったとしても、「脳がそういうことするのって自然なことだよね~」と捉えればいいよね、ってことです。
だって、鳥のように自力で空を飛べなくても、自分を責めたりしないでしょ?
これが、
反応と人格を分ける
の意味です。
反応(不安になること)と人格(自分はダメだ、弱い、根気がないなど)を分けて考えましょうということです。
その上で、
不安も許容しながら、時には足が止まることも、動きが遅くなることもあるけど、直線で最短距離を最速で達成することに多くの人は意味を持たないと思うので、
「やりたいことに向かって進んでいることそのもの」が大切なのかなと思います。
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